

シンくんは、これからずっと本当のご家族と暮らしていきます。
応援してくださったみなさん、本当にありがとうございます

とても穏やかな性格で、チワワとは思えないぐらい、おっとりとおとなしい性格のシンくん。
だけど、最初にALMAからワタシのところにきた、保健所からの引き取り情報は違っていました。
小型犬のシンくんには似つかわしくない、頑丈なトラロープが繋がれています。
収容されていた時のシンくんは、職員さんに噛み付くのでこのトラロープに繋がれて現れたのです。
シンくんは、あまりの心細さから、保健所に収容されていた時は、水のような下痢をしていたそうです。
敷物を取り替えようとした職員さんにも、恐怖心から身を守ろうとうなり声を上げていたとのこと。
後から聞いた話ですが、引き取る時も、搬送スタッフの方が首輪を付けようとすると、『(危ないから)このまま入れた方が良い。』と、なかば吊るされるようにクレートに入れられたそうです。
しかし、センターを出たシンくんはとてもおとなしく『アルマ東京ティアハイム』に搬送され、着いたら代表にも抵抗することなくヒョイと抱っこされました。
その後 我が家にやってきたシンくんは、みなさんもご存知のとおり、おとなしく控えめで、甘えん坊な子でした。
散歩の途中、ホテルの出口に立っているガードマンさんが車両を案内するために手を振っただけで、シンくんはビクリと身をこわばらせ、ガタガタ震え出しました。
また、路地から工事道具の鉄棒を手に持った職人さんがヌッと現れた時は、狼狽してパニックに陥りました。
シンくんは、保護犬にしては毛並みもよくふくよかな体型です。
おそらく、捨てられる直前までは、普通の家でごくあたりまえの生活をしていたのでしょう。
しかし、何らかの理由で捨てられ、路上を放浪している時に、男性によって怖い目に遭わされたのだと思います。
シンくんが怖がるタイプの男性は、体格や風貌がよく似た人物ばかりでした。
保健所でも、そのトラウマで自分の身を守るために牙をむいていたのでしょう。
本来、気持ちがやさしい子だけに、怖くて怖くて、しかたがなかったのだと思います。
ワタシは保健所から引き出されたばかりのしょんぼりとした表情の写真を見て、ここから先はどんなことにもへこたれない『芯』の強い男犬になろうよ、という想いを込めて、『シン』くんという仮の名前をつけることにしました。
そして、自分の強さで、幸せを引き寄せました。
シンくんは、これから『ライ』という本当の名前になります。
この名前は、里親さんの小学校5年生のお孫くんが付けた名です。
なぜその名前にしたのとたずねたら、『【未来】からとったんだ!』と、お孫くんはしっかりと答えました。
大人は子供よりも、はるかに経験を積んだ生き物です。
その経験から、あくどい事も覚えます。
悪事を防ごうと法を改正しても、その法をかいくぐるあくどいやり方を発見する大人が必ずいます。
だからこそ、子供のころの心の教育が何よりも大切なんじゃないかと、ワタシは思います。
今の子供たちが大人になる頃には、捨てられるペットの数が劇的に変わっていて欲しいです。
そのために、今 大人の自分たちが活動しなきゃいけません。
小さなお孫くんがあなたのために付けてくれた本当の名前で、幸せに過ごしていってください。
卒業していった先輩ワンコたち、茶壺、伽羅、蛍、ライくんが幸せになりましたよ



ライくんに関わってくださった方々、ブログを通じ応援してくださったみなさん、本当にありがとうございました


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